WordPress settings diagnostics

WordPress設定診断の見方

サイト詳細画面に表示される「WordPress設定診断」の3項目(検索エンジンへの公開・デバッグ情報の画面表示・ファイル編集制限)が何を意味し、WordPress側のどこで設定を確認・変更できるかを説明します。

このページで分かること

設定前に確認すること、操作手順、運用時に注意したいポイントを順番に確認できます。

READY事前確認

対象サイトにNexraOne Agentが接続されていること

サイト詳細画面を開けるチーム権限があること

wp-config.phpを編集できるサーバーアクセス権があること(FTP・SSH・レンタルサーバーのファイルマネージャー等)

STEPS手順
1

WordPress設定診断カードを開く

NexraOneにログインし、対象サイトの詳細画面を開きます。ヘルスチェックカードとは別に「WordPress設定診断」というカードが表示されます。この3項目はヘルススコアや正常項目数の集計には含まれません。各項目名の横にあるInfoアイコンにマウスを合わせると、詳細な説明が表示されます。

2

検索エンジンへの公開設定を確認する

この項目はWordPressの「設定 → 表示設定」にある「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェック状態(内部的には blog_public オプション)を表示します。「制限中」と表示されている場合、公開サイトでは意図した設定か確認してください。ステージング環境で意図的に制限している場合は変更不要です。この設定はあくまでWordPressから検索エンジンへの依頼であり、実際にインデックスされないことを保証するものではありません。

3

デバッグ情報の画面表示設定を確認する

この項目はwp-config.phpのWP_DEBUGとWP_DEBUG_DISPLAYの組み合わせを表示します。「有効」の場合、エラーメッセージやファイルパスなどの情報が訪問者の画面にそのまま表示される可能性があります。「無効」に変更するには、wp-config.phpへ以下を追加します。

define( 'WP_DEBUG', true );
define( 'WP_DEBUG_DISPLAY', false );
define( 'WP_DEBUG_LOG', true );
4

「非作動」「PHP設定に依存」の意味も確認する

「非作動」はWP_DEBUG自体が無効なため、WP_DEBUG_DISPLAYの値によらず画面表示は起こらない状態です。エラー表示の心配はありませんが、能動的に安全設定にしたのか単に未設定なのかを区別できないため、情報表示として扱っています。「PHP設定に依存」は、WP_DEBUG_DISPLAYが定義されていてもnullの場合に表示されます。この場合はWordPressがPHP本体の display_errors 設定をそのまま使うため、サーバー側のphp.iniも確認してください。

5

管理画面のファイル編集制限を確認する

この項目はwp-config.phpのDISALLOW_FILE_EDITとDISALLOW_FILE_MODSの設定状態を表示します。「定数による制限なし」はWordPressの初期状態であり、万が一管理者アカウントが不正利用された場合に、管理画面のテーマ・プラグインファイルエディターから直接コードを書き換えられてしまいます。DISALLOW_FILE_MODSは更新・インストールも含めて制限を広げる一方、WordPressコアのセキュリティ自動更新まで停止してしまうため、単純に「安全な設定」とは言い切れません。Safe Updateでの定期更新が前提になる場合にのみ検討してください。制限するには、wp-config.phpへ以下のいずれかを追加します。

// ファイルエディターのみを無効化する
define( 'DISALLOW_FILE_EDIT', true );

// エディターに加え、テーマ・プラグインの更新やインストールも無効化する
define( 'DISALLOW_FILE_MODS', true );
NOTES補足

wp-config.phpの編集ミスはサイト全体を表示不能にする場合があります。編集前に必ずファイルのバックアップを取ってください。NexraOneのSafe Updateはプラグイン・テーマ・コアの更新機能であり、wp-config.phpの変更は対象外です。

DISALLOW_FILE_MODSを有効にすると、管理画面からのテーマ・プラグインの更新やインストールに加えて、WordPressコアのセキュリティのみの自動更新(本来はどんな設定でも既定で有効な安全網)まで止まります。更新をSafe Update経由(週次自動実行など)に一本化する運用でのみ検討してください。

この3項目は情報表示のみで、アラート・通知・ヘルススコアには反映されません。またWordPress定数による制限だけを見ており、サーバー権限や別プラグインによる制限までは判定していません。

「定数による制限なし」や「デバッグ表示:有効」を見かけたら、フォルダやファイルのパーミッションを変更する必要はありません。上記のwp-config.php定数の追加だけで対応できます。